fc2ブログ
2012/11/09(金)
『おじいさんの忘れ物』
近所にあるスーパーのコピー機は白黒がB4サイズまで1枚5円で、コンビニの半額。
スーパーに行くついでに、本のコピーをとることにした。


スーパーに着くと、おじいさんがコピー中だった。
順番待ちで女の子が1人。

「こりゃー時間が掛かるな」と思って先に買い物をする事に。
買い物中も、コピー機をチラチラ見ていたが、状況は変わらない。

おじいさんは、大量にコピーをとっているらしい。
操作が分からなくてまごついていたが、後の女の子に聞きながらコピーをとっている。

一旦、おじいさんは女の子に順番をゆずって、またゆっくりとコピーをとり始めた。
今日は、あきらめた方が良いのか?

買い物が終わり、袋詰めが終わった頃、おじいさんのコピーも終わった。


私の番である。
コピー機にお金を入れて、設定をして、”スタート”ボタンを押す。
1枚コピーが終わり、次のページをめくろうとした時またコピー機が動いた。
操作パネルを見ると、64という数字が見える。
おじいさんは、コピーを64枚とっていたんだ。
急いで、”ストップ”ボタンを押した。
ダメコピーが2枚。
リセットボタンを押さないと、前の人の設定が残ったままになってしまう機械らしい。
残念だが仕方が無い。
気を取り直してフタを閉める。
フタが重い様な気がしてポケットの部分を見ると、民謡の歌詞が数枚残っている。


おじいさんは、コピーの設定と原紙を残して去っていったのだった。
スポンサーサイト