アウシュビッツ・ビルケナウ収容所へ
今回、アウシュビッツに行こうと思ったのは
本や映画で見て知っていたが
自分だって、人を痛めつける側の人間では無いと100%言い切れない。
それをふまえた上で、その場に立つと
どう感じるのか知りたいと思った。
事前に、日本人ガイドの中谷さんへメールでガイドを申し込みをしておいた。
集合時間はAM7:50なので、朝一のバスで向かう。
中谷さんは、
どのような人たちが収容され
ユダヤ人とはどのような人で何故迫害を受けたのか
収容されていたユダヤ人の中でどのような事がおきていたか
生きるか死ぬかの状況で、大衆迎合された人間がどのようなひどいことをおこなったか
また、それらは過去のことだけど現代の日本に置き換え説明をしてくれた。
収容所で起きたことを、これからの社会にどうつなげていくか
個々で考える機会を与える事がお仕事であるかのよう。
展示されている写真で、子供の不安そうな顔や、
持ち主を無くした個人の持ち物
収容されていた人のプロマイド写真など
個人を意識させられる物を見ると、感情がこみ上げてきて
涙が止まらなくなってしまった。
ここでは、泣いている場合ではない空気なのに。
泣きたいのは収容されていた人達なのに。
甘ちゃんな感じで、恥ずかしい。
休憩時間、ビルケナウへの移動時間に
中谷さんと会話(質問)をしていると
本当に色々な事を知っているし
いやな顔をせずに、丁寧に説明をしてくれた。
ただ見るだけではなく
ガイドをしていただいた事により、こころの奥にずっしり響いた。
旅の目的の一つは達成できた。
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