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2008/10/29(水)
『天気のお話③』
昨日の続き・・・

ランキン中佐が落下しはじめて10分、通常だと地面に降下していてもよい頃なのに、雲の中心部から強烈な気流が吹き上げてくるため、落下速度が遅くなっていた。
(積乱雲の中心では、風速40~120k/毎時の強い上昇気流が吹き上がる)
そのうち乱気流にもまれながら落下していくランキン中佐の体に、冷たい雹がぶつかってくる。
落下したり、吹き上げられたりを繰り返している雹は、周囲の水分を引き寄せて飴玉のように固い。
雹に乱打されたランキン中佐は嘔吐した。

近くでは稲妻が光り、雷鳴がとどろく。
雷鳴は、大気中を大量の電気が走るときに空気が急激に膨張する音。
その音を間近であびるため、衝撃となってランキン中佐に襲い掛かる。

常に生命の危機を感じながらも、気絶せずに必至に落下し続けたランキン中佐は、雲の底から脱出し松林に着地することができた。
幸いなことに、手も足も骨折せずにすんだのがわかり、起き上がると道路を探してあるきだした。

その後、病院で手当てを受けたランキン中佐は、全身が凍傷で変色し、雹によるあざやミミズ腫れができ、胴体には飛行服の縫い目がくっきりと残っていたそうだ。

14,300mの上空からだと、パラシュートで約10分で落下できるが、ランキン中佐は積乱雲の乱気流の中、40分ももまれて降りてきたのだった。 end



このお話、どうでしたでしょうか?8~9ページ分をまとめたので、積乱雲の雲の中の状況説明がかなり不足しているのですが、生身の人間が身をおくところではないということは良くわかりますね。
大きな積乱雲を見かけたら、今回のお話を思い出してください。
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